道路や連絡橋など地域内の公共施設を高い水準で維持管理するのは税金だけでは難しい。「ビル所有者だけでなく、分譲マンション開発業者も20年分の費用を事前に負担して基金にし、エリアマネジメント会社で一括して維持管理を行う仕組みを整えた」(OAMの岩田俊雄事務局次長)
まちの活性化のための活動として、13年から自由通路の夢さん橋を会場に月1回「REACH大崎クラフトマーケット」を開催している。将来、自分の店舗を持つのを目指す工芸作家を支援する取り組みで、オフィスで働く女性に人気のイベントだ。「目黒川からエコボートを出して東京湾など都心の水辺ツアーを始める団体も出ており、そうした活動を支援することで地域活性化に取り組む」(岩田氏)
国土交通省では昨年6月に社会資本整備審議会に「新たな時代の都市マネジメント小委員会」を設置して、民間による都市のマネジメントのあり方について議論を進めており、今夏に報告書を取りまとめる予定だ。大崎地区のまちづくりも、今後の再開発事業とともに、エリアマネジメント活動によるにぎわい・魅力づくりが鍵を握りそうだ。(千葉利宏)
●=にんべんに分の刀を月に