日本と中国の財政当局が経済情勢や財政政策について意見を交わす「日中財務対話」が6日、北京で3年2カ月ぶりに開かれる。第2次安倍政権発足後では初めて。アジアで拡大するインフラ需要への対応をめぐり、両国が協力できる余地を検討する。中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の在り方もテーマとなる見通し。
日中財務対話は2006年に始まり、今回で5回目。尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化などの影響で両国の関係が冷え込み、最近は開催が見送られていた。日本から麻生太郎副総理兼財務相、中国からは楼継偉財政相が参加し、両国の財政当局幹部も出席する。
AIIBについて、中国は5月22日にシンガポールで開いた首席交渉官会合での合意を踏まえ、運営や審査方法の中身について日本に説明するとみられる。AIIBへの創設メンバーとしての参加表明は3月末が期限とされたが、日本は組織運営や融資審査の透明性を確保する体制を整える必要があるとして表明を見送った。