下院での貿易法案の採決を前に、与党民主党議員の会合を訪れたオバマ米大統領(中央)=12日、米ワシントン(ロイター)【拡大】
共和党指導部やオバマ大統領は反対した議員の説得を続ける方針。しかし12日の投票では自由貿易に否定的な立場をとる民主党だけでなく、共和党からも全体の約3分の2にあたる158人が反対に回った。貿易調整支援法案が歳出拡大につながることや「反オバマ」の立場からの反対とみられ、再投票の行方は不透明だ。
貿易調整支援法案をめぐっては、民主党が財源を公的医療保険制度の縮小で補うとされていることに反発。共和党は内容を修正することを約束しているが、民主党からは「支援の対象に公務員が含まれていないことを懸念している」(ペロシ院内総務)といった新たな不満が出ていた。
12日の採決では貿易調整支援法案が投票で否決された後、共和党のマッカーシー院内総務が「世界が注目している」と述べて、TPA法案の採決を求めた。マッカーシー氏は当初、貿易調整支援法案が否決された場合はTPA法案を採決しない考えを発表していた。