デフレ脱却へ“病巣”にメス 骨太方針・成長戦略閣議決定 (1/3ページ)

2015.7.1 05:39

臨時閣議に臨む(左から)甘利明経済再生相、安倍晋三首相、麻生太郎財務相=30日午後、首相官邸

臨時閣議に臨む(左から)甘利明経済再生相、安倍晋三首相、麻生太郎財務相=30日午後、首相官邸【拡大】

 30日に閣議決定された経済財政運営と改革の基本方針「骨太方針」と新たな成長戦略には、アベノミクスが今後取り組むべき課題が示され、デフレ脱却に向けた日本経済の“現在地”が、色濃く反映された。

 「ここに掲げられているものは、すべてをやっていく」。甘利明経済再生相は閣議決定後の会見で、まとめられた骨太と成長戦略の実行こそが、景気回復への処方箋になるとの認識を改めて示した。

 政権交代からの2年半、骨太と成長戦略は、デフレ脱却に必要な各年の喫緊の課題に手をつけてきた。初年度は、設備投資減税などで企業体力の回復に着手。2年目には法人税改革や女性の活躍などで、国際競争力強化や投資活性化を打ち出してきた。

 これらは、一定の成果を生み出した。大企業を中心に企業収益は大幅に改善。株価も大幅に上昇し、日経平均株価は2万円台を維持する。SMBC日興証券の牧野潤一チーフエコノミストは、「検証は必要だが、成長期待を高める効果はあった」と評価する。

だが、デフレ脱却に向けた道のりは平坦(へいたん)ではない

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