まち歩き楽しむ一角
今後、虎ノ門・赤坂地区ではどのような街づくりが進むのか。注目されるのが「赤坂・虎ノ門緑道構想」だ。仕掛けたのは赤坂一丁目地区で再開発に取り組む新日鉄興和不動産。新橋から虎ノ門ヒルズまでの新虎通りを東京都が緑豊かな道路に整備する動きに合わせて、虎ノ門ヒルズから赤坂まで緑道を延長しようと6年前の09年に赤坂・虎ノ門緑道整備推進協議会を立ち上げた。
「最初に森ビルが賛同してくれて、都市再生機構、ホテルオークラ、虎ノ門ツインビル(旧新日鉱本社ビル)を管理する三井不動産にも参加してもらった。公共事業で行政が一気につくるのではなく、各事業者がそれぞれの再開発に合わせて緑の空間を整備してつなげていこうというやり方だ」(新日鉄興和不動産執行役員ビル事業本部都市開発部長・北村俊裕氏)
丸の内なら三菱地所、日本橋なら三井不動産というように特定の大手デベロッパーが中心になるのではなく、虎ノ門・赤坂地区では共通のビジョンを掲げて各事業者が連携する街づくりが進みだしている。緑の歩行者動線でそれぞれの街区をネットワーク化することで来街者がまち歩きを楽しみ、憩える街づくりを目指す。