コンテンツ重視の傾向は食も同じ ヨーロッパ人を唸らす美味さ (3/3ページ)

2015.7.19 06:00

 最近、「結局はコンテンツだ」という人が増えている。その前は「プラットフォームをとらないとビジネスに未来はない」とやや悲壮的に語られたが、プラットフォームを握れるのはごく一部の企業群だけで、身分不相応に挑戦しても効率があまりに悪いと知った。検索エンジンのグーグルの巨大ぶりをみれば、一目瞭然である。

 同時にプラットフォームや仕組みがどんなに見栄えがよくても、それらに入るコンテンツがあまりに見るに堪えないものばかりなら、衰退の一途をたどるしかないリアルな姿を直視しはじめた。

 だからコンテンツなのだ。コンテンツは企業の大小を問わずに携わることができ、ことによれば小さいサイズで俊敏に動いている集団の方が有利の場合もある。

 食もその一例といえる。回転寿司のベルトコンベアーや握りをつくるロボットが注目される時代は過ぎ、どれだけヨーロッパ人を唸らす美味さがあるかにより重心が移っている。方法の喧伝ではなく、中身である。

 ぼくの拡大解釈かもしれないが、前述のワークショップが示唆するのはコンテンツ重視の傾向の表れである。

 ローカリゼーションマップとは? 異文化市場を短期間で理解するためのアプローチ。ビジネス企画を前進させるための異文化の分かり方だが、異文化の対象は海外市場に限らず国内市場も含まれる。

 安西洋之(あんざい ひろゆき) 上智大学文学部仏文科卒業。日本の自動車メーカーに勤務後、独立。ミラノ在住。ビジネスプランナーとしてデザインから文化論まで全方位で活動。現在、ローカリゼーションマップのビジネス化を図っている。著書に『世界の伸びる中小・ベンチャー企業は何を考えているのか?』『ヨーロッパの目 日本の目 文化のリアリティを読み解く』 共著に『「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力』。ローカリゼーションマップのサイト(β版)フェイスブックのページ ブログ「さまざまなデザイン」 Twitterは@anzaih

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