古い衣料品のリサイクル、リユースなどの現状や未来について考える「中紡円卓資源再利用フォーラム」が先ごろ、上海で開催された。中国紡績工業連合会の王天凱会長は「廃棄する衣料品を出さないことが紡績品廃棄物の資源化利用における最終目標であり、第13次5カ年計画(2016~20年)の紡績産業における紡績品廃棄物再利用の突破口で、循環型経済を発展させる重要なポイントでもある」と語った。
同連合会の高勇・副会長によると、14年の中国の繊維加工量は5000万トン。このうち2000万トン余りが国内で消費された。減価償却期間を3~5年として概算すると、廃棄される紡績品は年間500万~1000万トンとなる。これらの廃棄物を再利用した場合、年間の綿花生産量を上回る量になるという。