小遣い稼ぎの「代理購入」 ノンフィクション作家・青樹明子
中国人の「爆買い」には慣れっこになってしまった私たちだが、それでも自分の目で見ると、やはり驚く。高級品贅沢(ぜいたく)品だけではない、毎日使う化粧品やら日用雑貨、家庭の常備薬までも爆買いしている。その様子は中国人ですらびっくりだ。
「ドラッグストアでは本当に驚いた。ツアーで一緒だった日本語学校の女の先生、大量買いなんてもんじゃない。棚の端から端まで、すべてさらっていって、後には何も残らないんだよ」
鳥取の人口3500人という小さな町に中国人観光客4000人が押し寄せ、スーパーが品物薄になったという話は記憶に新しい。
東京銀座の一等地にある化粧品店でも同じようなことが起こる。決して安くない品々を、40個50個とまとめ買いし、支払金額は時には100万円近くになるという。