【上海=河崎真澄】中国人民銀行(中央銀行)は13日午前、上海外国為替市場の人民元取引で対ドル基準値を1ドル=6・4010元と、12日の基準値より約1・1%元安に設定した。
基準値引き下げによる事実上の元の切り下げは、これで3日連続。この3日間で対ドルは約4・5%の基準値引き下げとなった。
人民銀行が営業日ごとに独自に決定する基準値を引き下げるというやや強硬な手段を用いても、外為市場での「元安誘導」をさらに進めたい習近平指導部の思惑が浮き彫りになった。
元は対ドルの基準値に対し、1日当たり上下2%ずつ許容される変動幅で取引される。11日に発表した新たな基準値の算定方法で人民銀行は、前日の終値など市場動向をより大きく反映すると表明。12、13両日に設定された基準値はいずれも前日の終値からみて、元安方向に設定している。