21日、中国海南省海口市の証券会社で株価の動きを見る個人投資家ら(共同)【拡大】
同指数が景気の拡大と縮小の分かれ目となる50を下回ったのは8月で6カ月連続。PMIは中国国家統計局も毎月1日に発表しているが、市場では英金融HSBCから調査を7月に引き継いだマークイットの数値に信頼が置かれている。
PMIの落ち込みは、中国の製造業が輸出も内需も先行き不透明と判断し、今後の生産計画や投資、資材の調達計画などを引き下げていることを意味する。
習近平政権は人件費高騰などで国際競争力を失いかけた輸出に代わって、所得増大を受けた国内の個人消費拡大を成長エンジンに育成する方針だったが、期待のエンジンは推進力を発揮できずにいる。
米調査会社が20日発表した今年4~6月期の中国市場スマートフォン販売台数は前年同期比で4%減少、四半期ベースで初めて前年を下回った。
中国の新車販売台数は7月に前年同月比7.1%のマイナスで、前年割れは4カ月連続だ。今年6月まで上海株の高騰で個人消費の拡大も見込まれたが、そのもくろみは崩れ去った形だ。(上海 河崎真澄)