ギリシャ総選挙の“賭け”制したチプラス氏 財政改革、移民問題…課題山積 (2/2ページ)

2015.9.21 21:05

選挙に勝利、笑顔で党幹部と電話で話すチプラス氏=20日、アテネ(ロイター)

選挙に勝利、笑顔で党幹部と電話で話すチプラス氏=20日、アテネ(ロイター)【拡大】

 だが、数多くの難問が新政権を待ち受ける。10月には金融支援に伴う次回の融資実行の可否の判断のため、欧州連合(EU)などによる緊縮策の履行状況の審査が迫る。このハードルを越えねば、同氏が求める膨大な政府債務の負担軽減策の議論も始まらない。

 支援条件である年金改革や税制改革、公営企業民営化も実行に移さねばならない。チプラス氏は低所得者に配慮して改革を進めると訴えるが、ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長は20日、「野心的な改革」が必要だとクギをさした。

 これらに加え、トルコ経由で流入する移民らへの対応も待ったなしの状況だ。中東欧で移民らが滞留しているのは、ギリシャが機動的に対処できていないことも一因だ。受け入れ施設の不足など体制の不備を指摘する見方は多い。

 選挙戦では、NDが移民らに比較的寛容なチプラス氏の「無策」を批判、国境管理の厳格化を求めた。同氏は「国際的な問題」でもあるとして具体策を示せず、「自国領内での事態に責任を持ち、指導力を発揮せねばならない」(国連難民高等弁務官事務所)といった声も出ている。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。