消費者物価、28カ月ぶり下落 8月マイナス0.1% 追加緩和で日銀板挟み (1/3ページ)

2015.9.26 06:20

東京都内のスーパーマーケットの野菜売り場で品定めする買い物客。食品などは値上がりしており、統計と消費者の実感は異なっている

東京都内のスーパーマーケットの野菜売り場で品定めする買い物客。食品などは値上がりしており、統計と消費者の実感は異なっている【拡大】

 総務省が25日発表した8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は、原油安でエネルギー価格が落ち込んだため、前年同月比0.1%低下した。物価のマイナスは日銀が大規模金融緩和を始めた2013年4月以来2年4カ月ぶり。市場では追加金融緩和の期待が強まるが、政府は消費抑制につながる物価の急上昇を牽制(けんせい)し始めた。日銀は市場と政府の“板挟み”に陥り、手足を縛られつつある。

 品目別にみると、調査対象524品目のうち下落は2品目減ったが、上昇も5品目減った。円安の影響で輸入食料品の価格や訪日外国人の増加を背景に宿泊料は上昇したが、ガソリンや電気代などエネルギー価格の下落幅(10.5%)が上回った。

 大規模金融緩和や昨年10月の追加緩和で消費者物価は前年を上回る状態が続いたが、昨夏からの原油安で上昇幅が縮小。今年7月には前年同月比横ばいとなり、上昇は2年1カ月で途絶えた。このため「16年度前半ごろに2%」という日銀の物価上昇目標の達成は難しくなっている。

実際、食品などの店頭価格動向を示す東大日次物価指数(7日平均)は…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。