残念…村山元首相の孔子平和賞辞退 中国の「手駒」「手口」さらして欲しかった  (1/4ページ)

2015.10.15 12:01

日本記者クラブで会見した村山富市氏(右)と河野洋平氏=6月9日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ

日本記者クラブで会見した村山富市氏(右)と河野洋平氏=6月9日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ【拡大】

  • 東京都文京区の鳩山会館で鳩山由紀夫元首相らと会見した村山富市・元首相(奥)=4月

【阿比留瑠比の極言御免】

 いっそ受賞してくれていたら、中国の意図と狙いがはっきりして分かりやすかったのに、と残念極まりない。村山富市元首相が最終選考まで候補として残ったものの、健康上の理由で辞退したという今年度の「孔子平和賞」のことである。

 この賞は、ノーベル平和賞に対抗し、「中国の価値観で世界平和に貢献した人物」に贈られる。これまであのロシアのプーチン大統領やキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長らが受賞しており、今年は腐敗と独裁で悪名高いジンバブエのムガベ大統領の受賞が決まった。

 資格は十分

 要は、そのときどきで中国にとって都合のいい人物に与えられる賞であり、村山氏にはその栄誉を授かる資格が十分あった。例えば、国会で安全保障関連法案の審議中だった今年8月14日のフジテレビ番組ではこう中国を擁護している。

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