同計画は、「国家の潜在力の解放と生産性の向上」「所得下位40%の世帯の中間層への引き上げ」「産業界が主導する技術・職業訓練の強化」「環境に配慮した成長の実現」「競争力のある都市を目指した投資強化」などを柱とする。年平均5~6%のGDP成長率や、年7.9%の国民総所得(GNI)増加率の達成のほか、平均世帯収入を現在の6140リンギット(約17万2500円)から1万540リンギットへ引き上げるなどの数値目標を掲げている。
ナジブ首相は、20年までの先進国、高所得国入りに向かって正しい道を歩んでいると胸を張り、改めて目標実現に自信を示した。ただし、足元では政府系ファンドを舞台とした汚職疑惑で首相退陣要求のデモが発生するなど、6年目に入ったナジブ政権には逆風も吹き始めている。
今後、先進国入りに向けて堅実な成長を維持していくうえで、同首相の指導力が問われる局面も出てきそうだ。(シンガポール支局)