16年度予算案の一般会計総額は97兆円前後となる見通しだ。当初予算比では15年度の96兆3420億円より増え、過去最大を更新するが、概算要求総額(102兆4099億円)からは5兆円以上圧縮する。
予算案編成は24日の閣議決定に向け詰めの調整に入る。財務省は96兆円台後半に絞り込みたい考えで、各省庁との攻防が激化する。
■2016年度予算案の主な焦点
≪診療報酬改定≫
・要求省庁の方針
医療資源の効率的配分が必要(厚生労働省)
・財務省の査定方針
薬価に加え、本体部分もマイナス改定を
・着地の方向性
薬価は1.4%前後のマイナス改定、本体部分は微増
≪公共事業費≫
・要求省庁の方針
公共投資で経済成長を図り6兆93億円を要求(国土交通省)
・財務省の査定方針
社会資本整備の在り方を見直し、総額の抑制を
・着地の方向性
災害対策などに重点を置き、15年度の5兆9711億円から微増
≪在日米軍駐留経費負担≫
・要求省庁の方針
日米関係に配慮(外務・防衛省)
・財務省の査定方針
労務費、光熱水料などの見直しで減額を
・着地の方向性
ほぼ現行の水準(15年度は1899億円)