ポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指すことが決まり、記者の質問に答える広島・前田健太投手=4日、大阪市【拡大】
プロ野球のシーズンオフは選手の年俸契約や移籍が話題の中心だ。僚紙サンケイスポーツでも大きな数字が踊っている。
パ・リーグ投手部門3冠の日本ハム・大谷翔平投手が倍増の2億円に、本塁打と打点のタイトルを獲得した西武・中村剛也内野手は4億1000万円で現役野手最高年俸となった。そしてセ・リーグ新人王のDeNA・山崎康晃投手が5000万円に“昇給”、活躍した選手は相応の処遇を勝ち取った。
かつて1億円選手が話題を集めた時代もあったが、いまや1億円を超える選手は100人近い。野球離れを指摘されながらも日本球界は頑張っている。
◆日米の格差は拡大
しかし、大リーグ(MLB)はすごい。今シーズン19勝3敗、両リーグトップの防御率1.66を記録したドジャースのザック・グリンキー投手は、なんと総額2億650万ドル(約326億5000万円)でダイヤモンドバックスと6年契約で合意したと報じられた。年俸換算すれば3400万ドル(約42億円)。先ごろレッドソックスと総額2億1700万ドルで7年契約を結んだデービット・プライス投手が話題になったが、あっさり更新、MLB史上最高の評価額を得た。
日本球界のエース、広島の前田健太投手がポスティングシステム(入札制度)でMLB入りを目指している。グリンキー、プライス両投手の移籍も手伝い争奪戦になりそうで、最高入札額2000万ドルは確実だ。
なぜMLBは高額年俸を支払うことができるのか。
1995年、日本球界とMLBの総収益は約1200億円と14億ドルでほぼ同規模だった。それが2010年には変化のない日本球界に対し、MLBは66億ドルもの収益を上げる組織に変わった。
それから5年、格差はさらに拡大している。