政府開発援助(ODA)予算は、平成27年度当初比1.8%増の5519億円となり、17年ぶりの増額となった。来年5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)やケニアで開催する第6回アフリカ開発会議(TICAD)を見据え、2国間協力を強化する。
具体的には、シリアやイラクなどから欧州に流れる難民対策としてODAの拠出を増やす。11月のパリ同時多発テロを受けて邦人の安全対策に力を入れるほか、日本式インフラの普及などにもつなげる。
ODA予算は11年度に1兆489億円を計上後、減少傾向だった。一方、積極的平和主義を掲げる安倍晋三政権は「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」を目指し、増額に踏み切った。