英ロンドンで開かれたイベントで発言するホドルコフスキー氏=11月26日(ロイター)【拡大】
【モスクワ=遠藤良介】ロシアのプーチン大統領(63)の政敵として約10年間を獄中で過ごし、現在は海外に住む元石油王、ホドルコフスキー氏(52)が23日、17年前の地方市長殺害を首謀した容疑で露連邦捜査委員会から国際指名手配された。同氏が最近、「ロシアでは革命が不可避だ」などと発言し、政権打倒を支援する姿勢を鮮明にしたのを受けた動きだ。ロシア経済の低迷が深刻化する中、プーチン氏とホドルコフスキー氏の新たな対決の幕が開けた。
連邦捜査委員会は22日、ホドルコフスキー氏を支持する団体「開かれたロシア」のモスクワ事務所などを家宅捜索。23日には、西シベリアの産油地、ネフチユガンスクの市長が1998年に殺害された事件を首謀したとして、ホドルコフスキー氏を国際手配した。
「ユコス事件」で収監されたホドルコフスキー氏は2013年12月、ソチ冬季五輪を前にプーチン氏の恩赦で釈放された。事件から17年を経ての立件には「事実無根だ」と反論している。同氏は英国やスイスに居住しており、身柄がロシアに引き渡される可能性は低いとみられる。