中国の年末ボーナス、減額が40%超 企業の収益悪化、不況が影響 (2/3ページ)

2016.1.22 06:40

浙江省永康市にある中堅自動車メーカー、衆泰汽車(Zotye)の工場で働く労働者。中国では春節(旧正月)を控え、年末ボーナスのシーズンが訪れている(AP)

浙江省永康市にある中堅自動車メーカー、衆泰汽車(Zotye)の工場で働く労働者。中国では春節(旧正月)を控え、年末ボーナスのシーズンが訪れている(AP)【拡大】

 ◆16.8%は「なし」

 すでに年末ボーナスを受け取った人は全体の20%で、16.8%の人が「今年はボーナスがない」と答えた。3.9%は「答えられない」だった。

 金額については、5000元(約8万9200円)以下が55.6%。このうち2001~5000元が21.8%、1001~2000元が15.5%、1000元以下が18.3%だった。5001~1万元だった人は16%、1万~3万元は9.3%、3万元以上は3.2%だった。また16%の人が「まだ金額がわからない」と答えた。

 北京市内の金融街にある国有企業で働く蘇暁旭さんは、今年の年末ボーナスについて「ほとんど期待していない」と回答。会社は証券業界だが、今年は政策や市場が激しく揺れ動き、社内でも大きな人事異動があったため、「年越し費用として1000~2000元程度もらえれば十分」と語っている。

 蘇さんの会社は設立後3年余り。午前8時に出社し、帰宅は午後9時過ぎになる。今月上旬は3日連続で午前2時半まで残業した。「こういう状況では年末ボーナスに大きな期待はできない」と蘇さんは付け加えた。

 今年のボーナスの額を前年と比較すると、42.7%が「減った」と回答。「増えた」と答えた人は20%だった。37.3%は「答えられない」だった。

 大手製薬会社の人事部マネジャーである呉瀟磊氏は「年末ボーナスは給与体系の中で、報奨金としての性格が強い」と説明する。呉氏によれば、人材コンサルティング会社、北京衆達朴信管理諮詢が昨年段階で行った調査で、8割超の企業が「年末ボーナスを出せる」としている。呉さんは「不動産や自動車、建設業は年末ボーナスの平均金額の上位3位だ。インターネット金融業界は未知数。今年はいったいどんな様子になっているのやら」と語った。

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