会見する日銀の黒田東彦総裁=29日、東京都中央区(荻窪佳撮影)【拡大】
新生銀行が同日発表した2015年4~12月期決算によると、国内業務の総資金利ざやは0.17%と前年同期より0.27ポイント悪化した。工藤英之社長は記者会見で、マイナス金利について「収益への直接的な影響はいいとはいえないが、円安などの効果で(取引先)企業の信用力や収益力の強化というプラス面の影響はある」と説明した。
実際、JFEホールディングスの岡田伸一副社長も「メーカーとしては、(マイナス金利が)金融環境の悪化や混乱の払拭につながればいい」と期待感を示す。
黒田総裁は会見で、「金融緩和そのものが金融機関の収益に影響を与えるのは避けられない。できるだけ早期にデフレを脱却して持続的な成長経路に乗せることで金融機関の収益も改善していく」と理解を求めた。