3日の東京株式市場は急落、平均株価の下落幅は一時、600円を超えた=3日(AP)【拡大】
3日の東京株式市場は、原油価格が下がったことを受け日経平均株価が急落し、前日比559円43銭安の1万7191円25銭で取引を終えた。投資家のリスク回避姿勢が強まって、円相場も一時1ドル=119円台まで円高ドル安が進行。日銀が金融緩和策として、マイナス金利の導入を決めたことによる円安・株高の効果は大部分が早くも剥げ落ちた。
国債市場では、長期金利の指標である新発10年債の利回りが一時0.045%をつけて過去最低を更新した。
「依然、原油価格の動向がマーケットを引っ張っている状況が続いている」
大手証券の担当者はこう語った。きっかけはロシアと石油輸出国機構(OPEC)による協調減産への観測が後退し、ニューヨーク市場の原油先物相場が1バレル=30ドルの大台を再び割り込んだことだ。最近は原油価格と米国株式市場の連動性が高くなっており、2日のダウ工業株30種平均は大幅続落。こうした悪い流れが東京市場に波及した。日銀によるマイナス金利導入決定は、金融市場に与えた「サプライズ(驚き)」が大きかったこともあり、当初は株高・円安をもたらした。