“非文明な乗客”に搭乗制限　中国の航空５社、ブラックリスト作成 (1/3ページ)

　中国航空運輸協会が発表した「民間航空旅客の非文明行為に対する記録管理弁法（試行）」が今月１日に発効、今後、“非文明”行為（マナー違反）を行った民間航空機の乗客は“ブラックリスト”に記録管理されることになった。同弁法の発効に合わせ、中国国内の５大航空会社は「文明的な搭乗環境の形成に関する共同声明」を発表し、“非文明”行為を行った乗客には搭乗制限を行うことを宣言。しかし、現時点で制限措置の詳細については明らかにされていない。

　「共同声明」を発表したのは中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、海航集団（傘下に海南航空など）、春秋航空の５社。

　「共同声明」によれば、これら５社は航空運輸秩序を乱したとの理由で行政処分や刑事処罰が行われた事案、あるいは民間航空や観光など関連業界の管理機構が“非文明”リストに記録した人物を「非文明行為記録」に掲載することで情報を共有する。

情報の保存期間内は掲載された関係当事者に対し、一定の…