【視点】甘利疑惑、野党は肩透かし? 安倍首相に消えぬ同日選論 (3/3ページ)

2016.2.9 05:00

松本浩史・産経新聞論説委員

松本浩史・産経新聞論説委員【拡大】

 総裁任期をめぐる党則改正がおき火のようになっていた事情も重なる。中曽根氏は党則を順守するとして「3選」を否定したが、大勝を理由に1年延長となった。首相も2018年9月までの総裁任期の延長を視野に入れているとの見方は消えない。

 選挙直前には、日本でサミット(主要国首脳会議)が開かれ、中曽根氏は、国際社会で大いに存在感をみせつけた。伊勢志摩サミットは参院選前の5月に開かれる。

 自民党の二階俊博総務会長は「(首相は)同日選をしたいと思っているのは間違いない」と勘ぐってみせた。なるほど中曽根氏は後日、「正月から考えていた。死んだふりをした」と語った。首相も腹の中はおくびにも出さないだろうが、政界は同日選含みで推移していく。

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