市場に高まる為替介入観測 不自然な円相場値下がり (1/2ページ)

2016.2.13 05:00

衆院財務金融委で答弁する黒田日銀総裁。左は麻生財務相=12日午前

衆院財務金融委で答弁する黒田日銀総裁。左は麻生財務相=12日午前【拡大】

 政府・日銀が円の急騰を阻止するため、市場介入に踏み切ったとする観測が国内外の金融市場で急速に広がり始めている。11日の欧米の外国為替市場で円相場の不自然な値下がりが進んだためで、日銀が大量の円を売ってドルを買い、円安に誘導したとする見方が広がった。市場では「政府・日銀がどこまで円高を容認するか」を注視しており、神経質な値動きが続きそうだ。

 麻生太郎財務相は12日の閣議後記者会見で、足元の円の急騰について「必要に応じて適切に対応していく」と述べた。日銀の黒田東彦(はるひこ)総裁も同日の衆院財務金融委員会で、物価への影響を注視した上で、必要な対応をとる考えを示し、為替介入の可能性もにおわせた。

 既に欧米の外国為替市場では日本政府・日銀が介入に踏み切ったとする見方も浮上。きっかけは11日の欧米市場。円相場が一時1ドル=110円台に急伸した後、一転して2円程度も値を下げたためだ。

 介入の有無について、麻生氏と菅義偉官房長官は12日の会見で「コメントは控える」と述べるにとどめ、否定も肯定もしなかった。

市場では、介入事実を表明しない「覆面介入」もささやかれるなど疑心暗鬼が広がり始めている

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