ジュネーブの金融街を行き交う市民ら=11日(共同)【拡大】
ただスイスのエコノミスト、ジャンピエール・ベグラン氏は地元紙に、「一般の個人にマイナス金利を課すケースは今後どんどん増えていくだろう」と予測する。
スイス人の意見はさまざま。60代の無職男性は「マイナス金利の幅が不当に大きくなければ支払う用意がある」という。一方、30代のコンサルタント男性は「自分の銀行がマイナス金利を導入すれば、まだ導入していない別の銀行にくら替えする」と語る。
空き巣被害も少なくないジュネーブに住むこの男性は「たんす預金は難しい。ベッドの下に多額のお金を置いておくのは、あまりにリスクが高すぎる」と話した。(ジュネーブ 共同)