記念撮影に臨むG20の財務相、中央銀行総裁ら=27日、中国・上海(AP)【拡大】
中国・上海で開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は27日、金融市場安定に向け、各国が全ての政策手段を動員するとの共同声明を採択し閉幕したが、声明が安定につながるか、週明けの市場の反応が注目される。市場関係者からは、為替相場が短期間で急変動することへの歯止めを期待する声も上がっている。
声明では為替相場について「通貨の競争的な切り下げを回避する」と明記。そして「過度の変動や無秩序な動きは、経済及び金融の安定に対して悪影響を与えうる」「緊密に協議する」との文言を盛り込んだ。
円相場は今月11日に一時1ドル=110円台後半まで急騰、日銀がマイナス金利導入を決めた1月29日からわずか10営業日で変動幅が10円を超えた。みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは「今後はこの文言が意識され、短期間で急激な値動きが起きることへの歯止めになるのではないか」と期待する。