1日、米中西部オハイオ州コロンバスの空港で演説するトランプ氏(AP)【拡大】
著作でのトランプ氏の「ビジネス哲学」は、「大きく考える」「損失リスクを限定する」「多くの選択肢を持つ」「自分の強みを生かす」「やられたらやり返す」といった11カ条からなる。ニューヨークの事業家や弁護士が契約交渉の際に用いる「勝利の方程式」に似通っている。
中東のテロ組織の相違点を記者から聞かれても、不得意な分野なので真正面から答えないのは、「損失リスクを限定する」。討論会で、少しでも過去の過ちを指摘されたら100倍返しでののしるのは、「やられたらやり返す」の実践だ。
世間ずれしたトランプ氏は口が達者なニューヨーカーで、本来ならば、米国人が「悪徳」と見なす気質の持ち主だ。
だが、軍事や経済で中国に追い上げられる米国は、外交でも自信を失いつつあり、「社会心理が不安定なだけに、切った張ったの交渉で相手を『ギャフン』と言わせるニューヨーカー気質は頼もしい」(ブロンクス地区の個人商店主、ドミニック・ナルさん)と支持者は主張する。