農水産、新技術でブランド化 TPP視野、「攻め」に転換 (2/2ページ)

2016.3.12 06:50

小ぶりながら甘さの詰まった「あまころ牡蠣」。5月には首都圏を中心に出荷される=7日、宮城県南三陸町

小ぶりながら甘さの詰まった「あまころ牡蠣」。5月には首都圏を中心に出荷される=7日、宮城県南三陸町【拡大】

 一方、津波で更地となった同県山元町では、震災後わずか2年で「1粒1000円」と世界有数の高級イチゴの栽培が始まった。手掛けたのは同町出身でIT企業を経営する岩佐大輝さん(38)が設立した農業生産法人GRAだ。

 本業の情報通信技術(ICT)を活用し、ハウス内の温度や日照量などを自動管理。糖度が標準的なイチゴの約2倍で、形や色が特に優れたものを「ミガキイチゴ」のブランドで販売したところ、13年には大手百貨店で1粒1000円の値が付き、昨年は香港などにも輸出したという。

 TPP関連法案では、産地ブランドを保護する地理的表示保護制度(GI)の拡充が進む一方、今後は農家数の減少も懸念される。岩佐さんは、知識や経験に頼らず、誰でも一様に栽培できるシステムを構築し、新規就農者や地域の雇用拡大につなげる考えだ。「復興させるなら、震災前以上に発展する必要がある」と岩佐さんは意気込んだ。(西村利也)

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