20年に訪日外国人旅行者を年間2000万人とする目標は、既に15年に達成したとみて、政府は訪日旅行者数の目標を引き上げる方針だ。
13年の訪日外国人旅行者数は1036万人だったが、ビザの発給条件の緩和、国際線の増便、免税対象品目の拡大、クルーズ船の寄港増加などの努力により、この2年間で2倍になった。
しかしながら、外国人観光客の増加で大都市のホテル不足が生じ国内の出張者がホテルを確保できないなどの深刻な問題も一方で生じている。訪日旅行者の数のみを追うのではなく、質的な面での受け入れ体制を改善する構想も必要だ。