民主政権の震災対応いまこそ検証を 菅氏以外が首相ならもっと早く復旧進んだ? (3/4ページ)

2016.3.20 07:04

 折しもこの7月には、震災発生から5日間の首相官邸と被災地の様子を実録形式で描いた映画「太陽の蓋」も公開されるなど、震災対応検証の機運は高まっている。当時の政府関係者らに取材したとされ、官邸政治家たちが実名で登場する。菅氏役を演じるのは俳優の三田村邦彦氏だ。

 佐藤太監督が9日付の自身のブログで、「あくまで中立の目線で制作させてもらいました」と記していることに注目している。

 ともあれ原発事故をめぐっては政府、国会、民間、東電の各事故調査委員会がそれぞれ報告書をまとめているが、どれも政治家個人の責任追及は甘かった。

 当初から「責任追及は目的としない」(畑村洋太郎委員長)と明言していた政府事故調だけでなく、「責任の所在を明らかにする」(黒川清委員長)と表明していた国会事故調も甚だ物足りなかった。

 国会事故調の報告書は原発事故の根源的原因を「人災」と位置づけたにもかかわらず、こう続けている。

海外から「誰がミスを犯したのかを特定していない」

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