日本の“だだ漏れ”に懸念 中国マネーに拒否権発動、米が巨額買収に監視強化 (2/5ページ)

2016.3.26 07:14

巨額のM&Aを仕掛ける力をつけた中国の紫光集団(ロイター)

巨額のM&Aを仕掛ける力をつけた中国の紫光集団(ロイター)【拡大】

 横やりを入れたのは、対米外国投資委員会(CFIUS)。財務省や国防総省、商務省など各省庁の代表らで構成する対米直接投資にかかわる安全保障問題を扱う特別な機関だ。

 CFIUSに買収の可否を決める権限はないが、国家安全保障上、問題があると判断した場合は、大統領にM&Aを認めないよう「拒否権」発動を勧告できる。

 このため、CFIUSから審査の通告を受けるなど「疑い」を持たれた段階で、資本提携をあきらめてしまうのが通例になりつつある。拒否の勧告に至らなくても、投資条件の変更が求められることがある。

 紫光が出資を断念したのも、CFIUSが審査に着手するとの情報を得たためのようだ。

 ウエスタン・デジタルはコンピュータに欠かせないハードディスク駆動装置を手掛ける世界的な企業。IT技術に卓越した同社に中国企業の関与が強まることをCFIUSが警戒した可能性がある。

人工知能やロボットのような超最先端のハイテクを扱う企業ではない

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