日銀の審議委員に4月1日付で就任した桜井真氏=東京都中央区【拡大】
桜井氏は3月31日に任期満了で退任した白井さゆり氏の後任で、任期は5年。日本輸出入銀行(現在の国際協力銀行)の研究員を務めた国際金融の専門家だ。これまで「マスコミに登場してこなかった」と桜井氏自身も会見で話す通り、知名度は低い。だが、安倍晋三首相の経済政策でのブレーンでもある内閣官房参与の浜田宏一・米エール大名誉教授らとの交流は長い。会見では「簡単ではないが、任期中に2%の物価目標を達成したい」と意欲を示した。
国債買い入れをさらに増やす量的金融緩和については、「限界はまだ先だが、選択肢を広げることも大事」と述べた。今年2月に導入したマイナス金利政策については、「(市場金利が下がるなど)金融市場への効果は早かったが、実体経済へはこれから」と理解を求めた。