いずれは大混乱? 中国の“企業爆買い”は通貨不安への裏返しか (1/4ページ)

2016.4.3 07:11

世界が注目する人民元。中国は基軸通貨としての地位を確立しようとしている(ロイター)

世界が注目する人民元。中国は基軸通貨としての地位を確立しようとしている(ロイター)【拡大】

 中国からの資金流出に歯止めがかからない。景気減速やバブル崩壊の兆しを察知して、チャイナ・マネーが海外に抜け出ていっているためだ。売られた人民元の威信を保とうと、中国人民銀行(中央銀行)は人民元を買い戻しているが、その代償となる外貨はどんどんと目減り。2月末の外貨準備高は約4年ぶりの低水準となった。一見、羽振り良さそうにみえる中国資本の海外投資は、通貨危機に対するおびえの裏返しでもある。

 目減りする外貨準備

 資金流出の圧力を示すバロメーターとして注目を集める中国の「外貨準備高」。3月に発表された2月末の外貨準備高は、3兆2023億ドル(約360兆円)で、前月末と比べ286億ドル減少。2011年12月以来、4年2カ月ぶりの少なさだった。

 中国は、相場変動を一定範囲で認める管理変動相場制を採用。急激な変動は、金融市場に混乱をもたらすとし、相場の安定化のために介入を行っている。

 外貨準備高が大幅に減少していることは、当局がドルを売って元を買う大規模な為替介入をしたためとみられる。2015年12月末の外貨準備高は前月末と比べ1079億ドルも減り、過去最大の減少幅となった。

この問題は、世界各国で起きている中国資本による企業や不動産の…

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