ソウルの金浦国際空港に駐機する大韓航空機【拡大】
改正法では、搭乗中に乗務員の業務を妨害した者に対する罰則が、禁錮5年以下、または米ドル換算で4万1300ドル(約490万円)以下の罰金に引き上げられた。これまでの罰金が4130ドルだから10倍だ。さらに酔って他の乗客などに迷惑をかけたり乱暴したりした場合の罰金は、従来の2倍の8260ドル(約97万円)になった。
これに加えて、機長や乗務員が到着後に違反者を警察に通報しなかった場合も8260ドル以下の罰金が定められた。韓国国土交通部(省に相当)は「罰則強化によって乗客の危険行為を阻止し、空の安全性の向上を図る」と説明するが、とてもこの国の国民が納得するとは思えない。批判の矛先は航空会社に向きかねない。
機内放送で「セクハラ禁止」訴える意識の低さ
一方で国土交通部は罰則強化に先立つ14年9月から、旅客機の離陸前に機内放送で違法行為の禁止を乗客に警告するよう航空各社に要請している。