ドナルド・トランプ氏(AP=共同)【拡大】
【ニューヨーク=黒沢潤】キューバで、米大統領選の共和党候補指名で先行する不動産王、ドナルド・トランプ氏の動向が関心を集めている。対キューバ制裁解除への反対派が多数を占める共和党内にあって、トランプ氏は反対一辺倒の強硬論者ではないためだ。制裁緩和策を推し進めるオバマ米大統領が先月下旬にキューバを訪問した際、一部の共和党議員が訪問団に公然と加わったことも注目されている。
「私は(オバマ氏と、強硬な共和党議員との)中間に立つ」。トランプ氏は先月、オバマ氏のキューバ訪問に先立つ共和党討論会でキューバ政策を問われた際、こう述べた。
トランプ氏は昨年、ビジネスマンとしての視点から、「キューバを(孤立ではなく)開放させるのはいいことだ」とも強調。一連の発言は、キューバ亡命者の父を持ち、対キューバ強硬派の共和党対抗馬、テッド・クルーズ上院議員とは一線を画した格好だ。