ドナルド・トランプ氏(AP=共同)【拡大】
駐ハバナ外交筋によれば、キューバ人の多くは制裁解除を目指すオバマ氏の政策を引き継ぐ民主党候補ヒラリー・クリントン氏の勝利を望んでいるとされるが、「最近はトランプ氏を歓迎する声も出てきた」(キューバ独立系ジャーナリスト)という。
キューバでは、米大統領選への関心が日々高まっており、オバマ氏とハバナで共同会見したカストロ国家評議会議長に対しキューバ系米国人記者から、「ヒラリー、トランプ両氏どちらの当選を望むか」との質問も出た。カストロ氏は「投票権がない」とけむに巻いたが、「政権がこれほど米大統領選に関心を寄せたことは近年ない」(中米外交筋)との指摘が出ている。
キューバでは一方、オバマ氏のキューバ訪問に同行した共和党議員への関心も高まっている。超党派訪問団約40人のうち、共和党からは上院からジェフ・フレイク議員ら2人、下院からマーク・サンフォード議員ら3人が参加した。いずれも制裁解除後の農産物輸出などを狙う中西部や南部の議員らだ。サンフォード氏は「他国政府を変革させる手段として『孤立』より『関与』を重んじる政策に賛成だ」と語る。