偽造カードの対策義務化へ 経産省、20年3月までにIC化完了 (2/2ページ)

2016.4.9 06:59

 ただ、日本は欧米や中国などの新興国と比べてもIC化が遅れている。国内市場の大部分を占めるPOSシステムではIC化されたカードは全体の7割、決済端末は17%に留まる。

 国内で発行されたカードの不正使用被害は15年に120億円まで達し、過去3年間で1.8倍に増加した。国際的な犯罪組織が偽造カードで換金性の高い商品を購入し、資金源にしているとの指摘もある。

 経産省は「対策が遅れた日本が標的になっている」(担当者)と危機感を強めており、カードを頻繁に使う訪日外国人客も安心して利用できるよう20年の東京五輪に向け取り組みを強化する。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。