麻生太郎財務相は12日の閣議後会見で、タックスヘイブン(租税回避地)の金融取引をめぐる「パナマ文書」問題を受け、各国当局間で海外に開いた銀行口座の情報などを交換しあう国際ルールを、未加入の途上国に広げる必要があるとの認識を示した。
これまで参加に消極的だったパナマは枠組みに加わる意向を既に示しており、不正な課税逃れに対する監視の取り組みが前進する可能性もある。
この国際ルールは、富裕層や企業などが海外で開いた口座情報などについて各国当局が定期的に情報交換する仕組み。各国当局による把握が難しい海外の口座は、脱税の温床にもなっていたことから、経済協力開発機構(OECD)が主導して2014年にルールを定めた。