15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、原油先物相場の下落などを嫌気して、小幅ながら4日ぶりに反落し、前日比28・97ドル安の1万7897・46ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は7・67ポイント安の4938・22だった。
主要産油国が17日に増産凍結などを話し合う会合を開くのを前に、仮に合意しても相場安定には不十分との見方が広がった。原油相場が大きく値下がりし、石油株などが売られた。
最近の株価上昇を受けた利益確定売りが出たことに加え、時価総額が大きい米IT大手アップルが売られたことも株安につながった。主力商品のスマートフォンの減産が今後も続くと伝わり、業績の先行きに懐疑的な見方が広がった。(共同)