10日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は原油先物の値上がりを好感して反発し、前日比222・44ドル高の1万7928・35ドルで取引を終えた。上げ幅は2カ月ぶりの大きさで、節目の1万8千ドル超えが再び視野に入った。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は59・67ポイント高の4809・88だった。
エクソンモービルなど石油株が収益改善期待で大きく買われた。アジアと欧州の株高も買いを誘った。ただ「取引の手掛かりとなる材料に乏しく、薄商いだった」(市場関係者)との声も上がっていた。
米株式相場は原油先物に連動する傾向から脱しておらず、今後の株価も原油価格の影響を受けそうだ。(共同)