政府は13日の閣議で、平成28年版観光白書を決定した。世界の旅行市場は急拡大するとの見通しを示し、好機を生かしさらに多くの外国人を呼び込む方針を打ち出した。32年に年間の訪日客を4千万人にする目標達成に向け、観光地の魅力を高め、大都市に偏っている訪問先の拡大を図ると強調した。
全世界の国際旅行者数は、アジアの経済成長を背景に、15年の11億8千万人から30年には18億人に達するとの予測を紹介。日本は観光産業が国内総生産(GDP)に占める割合が間接効果も含め7・5%と欧米主要国より低く、成長の余地があると分析し、政権が掲げる名目GDP600兆円実現に向け、観光を「エンジン」に位置付けた。