G7財務相・中央銀行総裁会議であいさつする麻生財務相(奥中央)=20日、仙台市太白区のホテル佐勘(代表撮影)【拡大】
先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議が20日、仙台市内で開幕した。足踏みが続く世界経済のてこ入れに向け、各国が財政、金融政策などで協調できるかなどを議論した。21日はタックスヘイブン(租税回避地)での金融取引をめぐる「パナマ文書」を受けた国際的な課税逃れ対策などを協議し、26日から行われる主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)での政策協調に道筋を付ける。
◆予算を前倒し執行
初日は「世界経済の再興」がテーマ。会合後の記者会見で、麻生太郎財務相は世界経済は「落ち着きを取り戻しつつある」としたうえで、「引き続き下方リスクがある」と述べた。
会合で、麻生財務相は日本が2016年度予算を前倒しで執行し、景気対策など必要に応じて柔軟な財政運営に取り組む考えを表明。日銀の黒田東彦総裁はマイナス金利政策の意図や効果を説明したもようだ。
21日は、課税逃れ対策として税務情報交換などを議論。金融システムの脅威になっているサイバー攻撃やテロ資金対策などについても話し合う見通しだ。共同声明は採択しない方向で、麻生財務相らが閉幕後に記者会見して議論を総括する。