熊本地震で倒壊した家屋=17日午後、熊本県益城町【拡大】
内閣府は23日、熊本地震による熊本、大分両県の住宅や道路、企業設備などの固定資産が受けた被害額が、同日時点で約2兆4000億~4兆6000億円に上るとの試算を発表した。1兆7000億~約3兆円とみられる2004年の中越地震を上回る見通しだ。
石原伸晃経済再生担当相が同日の月例経済報告関係閣僚会議で示した。官民が両県で持つ固定資産全体の被害額を、政府が推計するのは初めて。被災状況を正確につかめない場所もあり、過去の地震などを参考に幅を持たせて推計した。
両県合わせた固定資産は約63兆円で、毀損(きそん)したとみられるのは約7%。県別では、熊本が約1兆8000億~3兆8000億円、大分が5000億~8000億円となった。
固定資産の種類別にみると、「建築物など」が約1兆6000億~3兆1000億円。道路など「社会インフラ」と、熊本城を含む公園など「他の社会資本」が、それぞれ約4000億~7000億円。「電気・ガス・上下水道」は約1000億円だった。