前週までの長期金利の推移。6-9日はマイナス0.12%前後で落ち着いていた。【拡大】
10日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(343回債、表面利率0・1%)の利回りが一時、前日終値より0・025%低いマイナス0・155%となり、過去最低を更新した。
英国が欧州連合(EU)を離脱する可能性への警戒感や、日米の株安を受けたリスク回避の動きが強まり、比較的安全とされる日本国債に買いが入った。
米国の早期利上げ観測が後退したことを背景に、米長期金利は今週に入って低下が続き、9日には2月下旬以来の低水準をつけた。この影響が日本国債にも波及した。また、日銀の国債買い入れにより需給が一段と引き締まるとの見方も、国債が買われる要因になった。
大阪取引所10年国債先物の中心限月である6月きりは24銭高の152円41銭で午前の取引を終えた。