英語で観光できる“お墨付きタクシー” 東京五輪へ認定制度でドライバー育成 (3/3ページ)

2016.6.21 06:47

浅草寺を英語で案内するタスティードライバーの長島美裕氏(右)
浅草寺を英語で案内するタスティードライバーの長島美裕氏(右)【拡大】

  • タスティードライバーに認定されても通訳料が運賃に上乗せできない課題もある
  • タスティードライバーに与えられるバッジ

 ■通訳料上乗せ 規制緩和必要

 同協会の藤崎幸郎専務理事は「政府は2020年に訪日外国人4000万人を目指している。運転手も日常会話に、観光案内をプラスした英語力が求められる」と英語力向上を促す。

 同協会へはタスティー研修に関する問い合わせが増加。運転手の登録・研修を手掛ける東京タクシーセンターが実施する語学研修の受講生は増え、タクシー各社も英語研修に力を入れる。

 課題もある。訪日客は乗車するまで運転手が英語を話せるかどうか分からない。こうした不安を解消する手段として、すべてのタクシーに、行き先や料金などについて訪日客と円滑にコミュニケーションできる「指差し外国語シート」(英語、中国語、韓国語に対応)を置く。

 一方、タスティードライバーは、せっかく認定されても通訳料が運賃に乗せられないのが不満だ。日本交通は、観光タクシーの料金を3時間で1万6810円(以降30分ごとに2730円加算)と設定。通訳案内士に依頼すると半日で数万円かかる通訳料が上乗せできないため安価に抑えられている。「通訳士と変わらない観光案内に満足して帰る訪日客もいる。リピーターも多い」と石田氏は指摘する。

 現在、外国語での観光案内は通訳案内士に限られるが、通訳士は仕事を奪われかねないと危惧する。これに対し、同協会は「観光タクシー運転手の外国語案内について料金収受を実現したい」(藤崎氏)と規制緩和を求めている。

 実現すればタスティードライバーのモチベーションは高まり、運転手全般の英語力向上にもつながる。20年にはタクシーに乗車して言葉の壁にぶつかる訪日客が減ることは確かだろう。(松岡健夫)

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