ピタリとはまる「支離滅裂」 “よい自衛隊”“悪い自衛隊”を使い分ける共産党 (6/8ページ)

2016.7.18 17:00

三沢基地で公開された米無人偵察機グローバルホーク=平成26年5月、青森県三沢市(鈴木健児撮影)
三沢基地で公開された米無人偵察機グローバルホーク=平成26年5月、青森県三沢市(鈴木健児撮影)【拡大】

  • 熊本地震を受け、輸送支援を行う米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=4月18日、熊本県南阿蘇村(福島範和撮影)
  • 和歌山県の津波災害対応訓練で、海上自衛隊の大型ヘリコプター搭載護衛艦「いせ」に着艦するオスプレイ=平成26年10月、和歌山県串本町沖(本社ヘリから)
  • 三沢基地に到着した無人偵察機グローバルホーク=平成26年5月、青森県三沢市(鈴木健児撮影)

 そもそも、国家の独立や国民の生命・財産を守る上で、敵性国家を上回る▽より重厚な戦力▽より広い作戦行動域▽より長い作戦行動時間を求められるのは当然だ。そうした《能力》を侵略に使うか否かは《意図》が決定する。

 以上が、共産党が目のカタキにする「悪い自衛隊」である。では「よい自衛隊」があるのか? これがある。

 「災害の救援などで頑張っている」自衛隊だ。「心から敬意を表す」と、共産党の藤野保史氏(46)が6月28日に語っていた。NHKの討論番組(6月26日)で、防衛費が「人を殺すための予算」だとする暴言を受けた反省?会見の席上であった。「人を殺すための予算」で活動する自衛隊は「殺人組織」、自衛官は「殺人犯」ということになり、藤野氏に「敬意を表す」と持ち上げられても、何だかナア…。

 藤野氏の会見に同席した小池晃書記局長(56)も自衛隊は「違憲」と、「理路整然」と言い切った上で付言した。

 「違憲だとの立場は変わらないが、国民の合意がない限りすぐになくすことはできない。『かなり長期にわたって』自衛隊は存続する」

 「(急迫不正の事態や大災害時で)自衛隊には働いていただく」

軍事費を大切にする共産党は「どんな形の軍隊」の創設を目指しているのか?

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