そもそも、国家の独立や国民の生命・財産を守る上で、敵性国家を上回る▽より重厚な戦力▽より広い作戦行動域▽より長い作戦行動時間を求められるのは当然だ。そうした《能力》を侵略に使うか否かは《意図》が決定する。
以上が、共産党が目のカタキにする「悪い自衛隊」である。では「よい自衛隊」があるのか? これがある。
「災害の救援などで頑張っている」自衛隊だ。「心から敬意を表す」と、共産党の藤野保史氏(46)が6月28日に語っていた。NHKの討論番組(6月26日)で、防衛費が「人を殺すための予算」だとする暴言を受けた反省?会見の席上であった。「人を殺すための予算」で活動する自衛隊は「殺人組織」、自衛官は「殺人犯」ということになり、藤野氏に「敬意を表す」と持ち上げられても、何だかナア…。
藤野氏の会見に同席した小池晃書記局長(56)も自衛隊は「違憲」と、「理路整然」と言い切った上で付言した。
「違憲だとの立場は変わらないが、国民の合意がない限りすぐになくすことはできない。『かなり長期にわたって』自衛隊は存続する」
「(急迫不正の事態や大災害時で)自衛隊には働いていただく」