補身湯のルーツは北方との説があり、いずれも野趣に富んだ絶妙な味だった。今日ソウルで食べるものより、元来の味に近いと信じている。
その補身湯、韓国ではこの時期になると「犬を食うか、食わないか」と必ず論争の種になる。女性や若い世代は「かわいそう」と敬遠。欧米や動物愛護団体からの圧力のせいか、腰が引けている感もある。
食べるのはペット用ではなく食用犬。しかも、犬肉料理はれっきとした朝鮮半島の伝統食文化である。第一、うまいものはうまい。「犬肉、堂々と食すべし」と犬肉敬遠派の韓国人には説いている。(名村隆寛)