日銀総裁、マイナス金利に深掘り余地 国債購入柔軟化に含み (2/3ページ)

 「80兆円の国債買い入れ額に幅を持たせるかとか、具体的な話は、総括検証を踏まえて金融政策決定会合で議論する」

 日銀の今年の国債購入量は償還で消える分の買い替えを含めると120兆円。新規発行額(年30兆~40兆円)を大幅に上回るため、「来年半ばには現在の買い入れ規模を続けられなくなる」との民間試算もある。このため、国内外の市場では、国債購入量を「70兆~90兆円」などと柔軟化するのではないかとの見方も出ている。

 ヘリマネは不可能

 「総括検証を踏まえ、必要な場合には躊躇(ちゅうちょ)なく追加的な緩和措置を講じる可能性は十分ある」

 市場では、金融政策を軌道修正する場合、緩和縮小と受け取られないよう、9月の会合で追加緩和に踏み切るとの臆測もささやかれている。黒田総裁は肯定も否定もせず、発言に含みを持たせた。

「財政政策と一体的・自動的に金融政策が決まるものではない」