首相、日本主導のTICAD出席へ アフリカ外交、独自色を演出 (2/2ページ)

 オバマ氏は隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバーブ対策での協力を確認。モディ氏はインドがケニアの主要貿易相手だと強調、取引拡大に意欲を示した。

 ネタニヤフ氏はアフリカ歴訪中、アフリカ連合(AU)首脳会議にオブザーバー参加できるよう働き掛けた。アパルトヘイト(人種隔離)政策下の南アフリカとパレスチナ情勢を重ね合わせ、イスラエルに反感を持つ国がアフリカには多いとの懸念がある。

 中国の存在感も増すばかりだ。中国は昨年12月に南アフリカで開いた「中国アフリカ協力フォーラム」首脳会合で、今後3年間にインフラ整備や農業近代化に600億ドル(約6兆円)を拠出すると発表した。

 国連安全保障理事会常任理事国入りを目指す日本政府は、国連外交での発言力強化を狙うと同時にアフリカの市場としての魅力を重視。資源価格低迷により、天然資源に依存するアフリカ諸国が疲弊する中、産業多角化や工業化などの構造改革を支援する姿勢を打ち出す。(ナイロビ 共同)