代表指標の輸出額(ドルベース)をみると、1~7月期に前年同期比7・4%減と、昨年通期の同2・9%減に続いて前年割れとなった。
今後の動向についても、先行指標となる新規輸出受注(製造業PMI)が50%を割り込んでいる。頼みとする世界経済の回復も緩やかと見られており、三尾氏は「引き続き経済成長の足かせとなりそうだ」と指摘する。
金融政策に手詰まり感
中国政府が景気対策の切り札とする金融政策も、ここにきて手詰まり感を強めている。
中国人民銀行は3月、企業が抱える過剰設備や過剰債務の調整を進める上で、痛みの緩和措置として、市中銀行から強制的に預かる資金の比率「預金準備率」を0・5%引き下げた。
その一方で、貸出・預金基準金利の引き下げは見送った。市場では景気対策につながる利下げ期待が高まっていただけに、市場関係者を失望させた。